「心理師面談の運用」シリーズです💊
前回はこちら→心理師面談の運用 その21 不安症について②
今月の一言
あっという間に3月になりました。
日が暮れるのが遅くなってきて、帰宅する際に空が明るいと気持ちが良いです。
ただまだ気温は低く、春とは言い難いですね。油断せず体調管理に気をつけましょう(そういう私も風邪をひきましたが…)。
今月のコラム~不安症について③~
不安症の治療は、基本的にはうつ病と同じ方針で進められます。
(うつ病の治療については過去に掲載しています→うつ病について②、うつ病について③)
「薬物療法」
SSRIやSNRIといった抗うつ薬が使用されます。
SSRI=「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」、SNRI=「セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬」というお薬の種類です。
うつ病と同様、セロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質のバランスが崩れることで発症すると考えられています。
効果の発現まで数週間かかるため、医師の指示のもと決められた量を飲み続けることが大事です。
「精神療法」
認知行動療法が社交不安症に対して効果があると言われています。
うつ病の治療では薬物療法と併用することが推奨されていますが、社交不安症では併用を推奨まではしていません(推奨するまでのエビデンスが得られていないため)。
社交不安症のコラムは今回で終了です。次回からは「強迫症(強迫性障害)」について取り上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました。