「心理師面談の運用」シリーズです💊

前回はこちら→心理師面談の運用 その20 不安症について①

今月の一言

早いもので1月も今日で終わりです。

今月中旬は全国的に寒波が襲い、名古屋市もかなり冷え込みました。

インフルエンザの流行、そして新型コロナも第10波に入ったとニュースがありましたね。

感染症対策ももちろんですが、睡眠・食事をしっかりとって普段の体調を整えましょう。

 

今月のコラム~不安症について②~

不安症群の疾患は、不安の対象や症状の違いによっていくつかの種類に分類されます。

〇パニック症

パニック症という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

以下の2つの症状が中心になります。

パニック発作 = 前ぶれなく突然に、激しい不安や恐怖・動悸・過呼吸などの身体症状が同時に起こること。10分以内にピークに達する(通常20~30分で治まる)。

・予期不安 = 「また発作が起きるのではないか」「起きたら自分をコントロールできなくなるのではないか」という不安感。パニック発作を繰り返すと、それが起こりそうな状況に対して(発作が起きていないのにも関わらず)強い恐怖感を持つようになってしまう。

パニック発作=パニック症ではない。発作そのものよりも、予期不安によって生活に支障をきたすケースも多い。(画像出典:https://go-family-cl.com/panic)

また、パニック症の方は、広場恐怖症(広い場所や人が多い場所に恐怖感を抱く)の併発が多いこともわかっています。

〇社交不安症

他者から見られること、他者の前で行動したり話したりすることへの過度な不安・恐怖を抱くことが一定期間以上続き、日常生活に支障をきたす状態です。

小学校高学年∼中学生など若年で発症することが多い疾患です。

〇全般不安症

日常生活のあらゆる出来事に理由の定まらない不安や心配が、生活に支障をきたすほど過剰になり、様々な症状として発現します。

他の不安症と比較すると、不安が身体化しやすく(体の症状として出やすい)、慢性的に(6か月以上)続くことが特徴といえるでしょう。

 

今回はこの辺で。次回は「治療法」について取り上げます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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