今回は、弊社の「特命課」という活動について紹介します。
特命課とは
弊社で取り組んでいる「社員主導で会社の改善をしていく仕組み」です。
活動の背景
日々、会社の業務を進めていると、様々な問題意識や提案が共有されることがあります。
- ●「これなんとかしたいけど、ずっと放置されてない?」
- ●「これやっておかないと将来マズくない?」
- – リーダー教育
- – 心理的安全性への配慮
- – …
- ●「こういうことやってみたら、会社に良いことがあるんじゃない?」
- – 動画コンテンツ
- – 社内報
- – …
これらの問題や提案について、同じ意識を持った社員が集まって、社員主導で会社の改善を働きかける仕組みが「特命課」です。
特命課の特徴
社員主導で会社を動かせる
特命課活動で、役員が主導になることはありません。あくまで社員主導で動きます。
特命課の発端も、社員からの提案によって始まりました。また、「特命課」という名前自体も会社が決めたものではなく、「こういう活動を始めよう」と提案した社員によって名付けられたものです。
失敗を許容する
特命課活動には、失敗を許容して積極的にチャレンジしようという風潮があります。日常業務ではおっかなびっくりになりがちなことでも、特命課では積極的に提案することができます。
特命課活動の場は「低いリスクで失敗を経験して、次に活かすことを学ぶ場」として捉えることができます。活動を通じて失敗→反省→改善のサイクルを回すことができ、その経験がまた日常の業務に役立っていきます。
活動中の特命課について
現在活動中の特命課について簡単に紹介します。詳細については、また別のブログ投稿にて紹介していきたいと思います。
チームリーダー特命課
弊社内のチームが増えてくるに従って「チームリーダーのノウハウを共有したい!」という思いが強くなってきました。そこで結成されたのがこの特命課です。
今やっている活動は主に以下2点です。
- ● 各チームの困りごとや対策などの共有
- ● リーダーに必要なマインドの選択
- – 見積もりを立てるマインド
- – マイルストーンを置くマインド
- – デッドラインを見極めるマインド
- – リスクを見越す・計画に織り込むマインド
- – …
マインドスキル( in 心理的安全性 )特命課
弊社に新しく入社した方に向けて「仕事の進め方(マインドスキル)」を習得してもらう特命課です。
これによって以下の効果を狙っています。
- ● 実業務に配属されてからの仕事に役立ててもらう
- ● あらかじめ「仕事でツッコミされそうなこと」をマインドスキルとして習得してもらうことで、配属されてから「自分の知らないこと」でツッコミを受けて不安になることを防ぐ
- – (例)「この作業の見積もりってどうなってますか?」→「仕事の『段取り』ってどう立てるんだろう…?」という不安につながる
- – → これを防ぎたい!
- ● → 同僚との信頼関係を築き、新しいことに挑戦するときの心理的安全性維持へつなげる
この特命課では「ロールプレイ」を使って、仕事の進め方を習得してもらいます。
ロールプレイは「出題者」と「回答者(受講者)」に別れて実施します。
ロールプレイの流れは以下のとおりです。
- 仕事で発生しうる「シチュエーション」を想定
- (例) 「新しく仕事を頼まれた時に『じゃあ見積もりを出してね』と言われた」
- 出題者は、シチュエーションの中で「あなたはどうしますか?」という問いを立てる
- 回答者はその問いに答える
- 議論を発展し、「更にこういうシチュエーションが発生したらどうしますか?」等の発展的な問を立てる
- 更に回答してもらう
- ( 以上の繰り返し )
これにより、受講者はロールプレイの中で安全に失敗することができ、経験を積んでマインド習得の一助とすることができます。
動画コンテンツ特命課
「社内で行われる色々な『説明』を動画化したら、効率よくかんたんに伝えられるのではないか」という提案から生まれた特命課です。
動画化することで効果が見込まれる「説明」には、例えば以下のようなものがあります。
- ● Webサービスやプロダクトの操作方法
- ● 新しく入社した方への初回説明
現在は、基本的な動画の共有や「何度も発生する『同じ説明』」を動画化する試みをしています。弊社にゲーム実況を撮っている社員がおり、色々なノウハウを展開してもらっています。
社内報特命課
会社の中の動向を見えるようにして、社内の帰属意識や連帯感を高めようという意識から生まれた特命課です。
現在は一ヶ月ごとに社内報のページを作成し、各チームが自由に社内報の中身を編集しています。
また、定期的に社内報ページへのリンクをSlackに流す仕組みも作って運用しています。
ランダム1on1特命課
先日の投稿で紹介したランダム1on1も、特命課活動の一環です。
オンラインコミュニケーションで「会話のコミュニケーションが減る」といった問題意識から、「ランダムに人を割り当てて 1on1で雑談する機会を作ろう」という動きにつながり、特命課の活動となりました。
来栖川電算では、このように「社員主導で」問題解決を提案・実施できる気風があります。
会社にご興味のある方は、ぜひ 採用ページ をご覧ください。