今回は、弊社の「特命課」という活動について紹介します。

特命課とは

弊社で取り組んでいる「社員主導で会社の改善をしていく仕組み」です。

活動の背景

日々、会社の業務を進めていると、様々な問題意識や提案が共有されることがあります。

  • ●「これなんとかしたいけど、ずっと放置されてない?
  • ●「これやっておかないと将来マズくない?
  • ●「こういうことやってみたら、会社に良いことがあるんじゃない?

これらの問題や提案について、同じ意識を持った社員が集まって、社員主導で会社の改善を働きかける仕組みが「特命課」です。

特命課の特徴

社員主導で会社を動かせる

特命課活動で、役員が主導になることはありません。あくまで社員主導で動きます。
特命課の発端も、社員からの提案によって始まりました。また、「特命課」という名前自体も会社が決めたものではなく、「こういう活動を始めよう」と提案した社員によって名付けられたものです。

失敗を許容する

特命課活動には、失敗を許容して積極的にチャレンジしようという風潮があります。日常業務ではおっかなびっくりになりがちなことでも、特命課では積極的に提案することができます。
特命課活動の場は「低いリスクで失敗を経験して、次に活かすことを学ぶ場」として捉えることができます。活動を通じて失敗→反省→改善のサイクルを回すことができ、その経験がまた日常の業務に役立っていきます。

活動中の特命課について

’24/3月現在、活動中の特命課について簡単に紹介します。

RADCODE特命課

“RAD” とは、「素晴らしい」「見事な」という意味を持つ形容詞です。
来栖川電算では、この “RAD” という形容詞を使って「来栖川電算的にカッコいい、クールなコードやテクニック」を共有する特命課活動を立ち上げました。

紹介ブログ→ https://www.kurusugawa.jp/20221121-radcode/

これまでの活動として、おおむね月1回 特命課主催のクイズ大会をバータイムに開催しています。

(例) 2023/11のクイズ会 “Rustクイズ” https://www.kurusugawa.jp/20231121-rust-quiz/

プログラミングDojo特命課

社内では、いわゆる「実技」的なスキルを伸ばす機会が、仕事の実務以外にあまり無い状況でした。

そこで、受講者の特性・弱点にフォーカスした緻密な対策として、課題を解きながらアルゴリズムやプログラミングの基礎力を強化する「プログラミングDojo」が始まりました。

紹介ブログ→ https://www.kurusugawa.jp/20230920-programming-dojo/

課題としては、Pythonでhttps://aperiodic.net/phil/scala/s-99/の問題を解いていき、スキルの修練を図っています。

ネブカドネザル号特命課

機械学習系の業務では、python/numpy/行列 をよく使います。
これらについてスキル習得を目指す特命課活動です。

有志が集まって 100 numpy exercises を解いていき、スキル習得を目指しています。

過去の特命課

過去に特命課として活動していたものが、社内の仕組みに取り込まれて運用され続けているものもあります。

ランダム1on1特命課

オンラインコミュニケーションで「会話のコミュニケーションが減る」といった問題意識から、ランダムに人を割り当てて 1on1で雑談する機会を作ろう」という動きにつながり、特命課の活動となりました。

今現在は、ランダム1on1が仕組みとして運用され続けています。

社内報特命課

会社の中の動向を見えるようにして、社内の帰属意識や連帯感を高めようという意識から生まれた特命課です。

現在は運用実務を総務が行なっています。
各チームが自由に社内報の中身を編集しています。

チームリーダー特命課

弊社内のチームが増えてくるに従って「チームリーダーのノウハウを共有したい!」という思いが強くなってきました。そこで結成されたのがこの特命課です。

現在は発展的解消を遂げ、リーダーのアサインや育成などを別枠で実施しています。

マインドスキル( in 心理的安全性 )特命課

新しく入社した方に向けて「仕事の進め方(マインドスキル)」を習得してもらう特命課です。
あらかじめ「仕事でツッコミされそうなこと」をマインドスキルとして習得してもらうことで、配属されてから「自分の知らないこと」でツッコミを受けて不安になることを防ぐ意図がありました。

(例)「この作業の見積もりってどうなってますか?」という質問が上から降ってくるかもしれない→「この仕事、よく分からないままだ…見積もりってどう立てるんだろう?」という不安につながる
→これを防ぐために、あらかじめ「見積もりの進め方」を習得してもらう

 


 

来栖川電算では、このように「社員主導で」問題解決を提案・実施できる気風があります。
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