「心理師面談の運用」シリーズです💊
前回はこちら→心理師面談の運用 その22 不安症について③
今月の一言
4月に入り、名古屋もようやく春の陽気に近づいてきました。
会社近くにある、鶴舞公園もそろそろ桜が見頃でしょうか
花粉症の方にとってはつらい季節でもあると思いますが、負けずに頑張りましょう…!
今月のコラム~強迫症について①~
今回から、強迫症(強迫性障害)について取り上げます。
最近ですと、とある著名人がこの病気であると告白するニュースがあったりと、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
「不安で何かをせずにはいられない」病気
強迫症とは、「不安・恐怖を引き起こす考えが浮かび、それを軽減させるための行動を繰り返しせずにはいられない」病気といえます。
この不安・恐怖を引き起こす考えは「強迫観念」、それを軽減させるための行動は「強迫行為」と呼ばれます。
症状の現れ方
強迫観念、強迫行為、またはその両方が発現します。
より具体的なパターンとしては、以下のようなものが考えられます(※実際の症例ではありません)。
・外出する時、家の鍵をかけた後、鍵がかかっているかドアノブを何度もガチャガチャして確認する。一度離れるが、また戻って確認してしまう。合計30分ほどかけて、ようやく家を出発できた。
・車を運転中、何かを踏んだ感覚があった。「誤って人を轢いたのではないか」と不安になり、車を停めて人がいないか・傷がないかを確認する。それでも治まらず、先ほどの場所に戻って再度確認をした。何度も確認しているうちに、予定の時間に遅刻してしまった。
いわゆる「神経質な人」の度を超えて、生活に支障が出ている場合に診断がなされます。
多くは「こんなに確認しても意味がない」と不合理さを認識しているにも関わらず、思考や行動をコントロールできなくなってしまいます。
長くなってきましたので今回はこの辺で
最後までお読みいただきありがとうございました。