「心理師面談の運用」シリーズです💊


 

今回は、主に8月の心理師面談の印象・今後実施したいことなどについて心理師にインタビューした結果をまとめました。

8月中の面談について、変化点や気づいたことはありますか?

今月はお盆がありました。その付近は有給をとって連休をとっていた方も多かったですね。リフレッシュする時間になったのではないでしょうか。

長期休暇明けは、体調を崩しやすかったりエンジンがかかるまで時間がかかったりする場合も多いので、注意すべき時期かと思います。多くは1か月未満で元の調子に戻るので、無理のない範囲で生活リズムを崩さないようにできると望ましいですね。

ストレスコーピングの実践を試しましたが、どんな感じでしょうか?

社内コンテンツとしてロールプレイ面談をした

先月のブログでも「ストレスコーピング」について触れました。
心身のケアについて関心を持ってもらう」「サポート窓口として庶務(心理師)を使ってもらう」ことを目的として、「ストレスコーピング( ストレスへの対処法 )」を扱うテーマとして庄子さんと面談をしました。

まずは現状の把握

心理師との面談で、庄子さんがお話したことはおおむね以下の様なことでした。

  • ● 「疲れています。」→仕事の数が多く、その数をこなすことと作業間の切り替えが大変。
  • 朝が比較的調子が良く、夜の方が疲れている。同様に、週の前半が調子が良く、後半にかけて低下する傾向がある。
  • 気分としては、イライラや憂鬱感が強い。(https://kokoro.mhlw.go.jp/fatigue-check/worker.html を使用)
  • 趣味という趣味がない。お酒飲みに行くことくらい。もういくつか手段があるといいな、家でできるものとか。
  • ストレス発散という感覚?→仕事以外のことで頭が埋め尽くされる状態・感覚。
  • 一番は、やっぱり、飲みに行った方がよい、と思う。体力とお金の問題はあるけど。
では記録をつけてみましょう

お酒を飲むことがストレスコーピングとしてどの程度機能しているのか、機能しているとすれば何か法則性は見いだせるのか…といった視点で「1~10点で毎日の状態をモニタリングする」ことにしました。
( 体力とお金の問題については後々検討する必要がありそうですが… )

Google formで点数を記入できるものを作成してもらいました。

仕事終わりの「体力」「イライラ」「憂鬱」、お酒を飲んだ後の「体力」「イライラ」「憂鬱」の項目を設定しました。これに数値を記入してもらいます。

心理師さん視点での、ここまでの解説

一概に「ストレス( あるいはストレスコーピング )」といっても、その感覚と現時点でとっている方法は人によってさまざまなので、まずはそれを教えてもらうことから始めます。仮にそれが一般的知識や推奨されているものと相違があっても、否定やアドバイスは原則しません。その個人にとって「ストレス( あるいはストレスコーピング )」がどのような”機能”をもっているのか、仮説を立てる目的だからです。

仮説とその検証をするために、今回のようなセルフモニタリングを提案することがあります。もっと厳密でもいいかもしれませんし、もっと緩くてもいいかもしれません。客観的に自分を見る視点を養うことにも役立てば…という意図もあります。

次回は、モニタリングの結果をもとに「ストレスコーピング」についてさらに検討してみます。


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