「心理師面談の運用」シリーズです💊

前回はこちら→心理師面談の運用 その36 マインドフルネス

今月の一言

6月は梅雨入りしたかと思えば、翌週には最高気温が一気に35度を超え、早くも真夏が訪れたようです。

室内は冷房が効いて涼しいですが、こまめな水分摂取を気を付けたい季節です。1日あたり少なくとも1L以上、できれば2Lを目安に飲み物で水分を摂取しましょう。

今月のコラム~認知行動療法~

今月は、有名な心理療法の一つである認知行動療法について簡単に解説します。

認知と行動にフォーカスする

認知行動療法( Cognitive Behavioral Therapy: CBT )は、今起きている具体的な問題について、認知・行動に対して工夫をすることで問題解決を目指す心理療法の総称です。

認知=頭の中の考え・イメージを指し、行動=振る舞い・活動のことをいいます。

元々、行動療法と認知療法はそれぞれ個別に発展してきましたが、1990年代にこれらを統合する動きが盛んになり、認知行動療法と呼ばれるようになりました。

(画像: https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/rinshoshinri/rinshoshinri_blog20220713.html)

いろいろな側面から思い直す

認知行動療法において、認知の側面から介入する代表的な方法が「認知再構成法(コラム法)」です。

今起きている問題についてモニタリングし、自動思考について検討したり修正を加えたりするという方法です。(自動思考とは、瞬間的に浮かんでしまう思考やイメージのこと。それによって問題の悪循環が維持されていると想定される時、その考え方に注目してみる)

以下が「コラム表」の例です。

(画像: 厚生労働省「うつ病の認知療法・認知行動療法(患者さんのための資料)より引用」)

説明を聞くと難しく思えるかもしれませんが、要する客観的に見直してみて「他の考え方もできるよな」と納得できればよいのです。

 

今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました。

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