先日、弊社では恒例となっている「社内報告会」を開催しました。
社内報告会は、従業員や役員が会社全体に向けて、半期の活動や成果、今後の方針について発表・共有する場です。
主な目的は、帰属意識の向上、モチベーションアップ、会社の動向把握、全社的な情報共有の4点です。
今回の発表内容
1.社内活動
今回の報告会では、さまざまな社内活動が紹介されました。
まず、「認定PL」について報告がありました。
認定PLは、これまで役員中心に行っていたリーダー、マネージャー業務を分担し、代わりに役員しかできない業務に集中してもらうための取り組みです。
今回の報告会では、「すべてのプロジェクトに認定PLを配置する」という目標に対して、21プロジェクト中12プロジェクトに配置されたという実績が報告されました。また、認定PLごとに「認定PL配置済みプロジェクトごとの所感」も発表されました。
また、各特命課からの報告がありました。
社内には特命課という活動があります。特命課とは、特定のテーマや課題に対して有志が集まり、継続的に取り組む社内プロジェクトです。それぞれ独自のテーマで活動しており、以下のようなものがあります。
- ● RADCODE特命課:「来栖川電算的にカッコいい、クールなコードやテクニック」を共有。
- ● ドヤり会特命課:仕事に関連する知識の継続的なインプット( と、アウトプット )を目的として、「こんなことを勉強しました」を自慢。
- ● 調査兵団特命課:メンバが調べたこと・実践したことをドキュメント化する活動を通じて、仕事で出せる価値の向上を目指す。
- ● 論文読み会特命課:初めて読む論文を1時間で読んで、わかった範囲で内容を共有。
2.社外向けプロジェクト
他社様と連携したプロジェクトの進捗や成果が発表され、社外とのつながりや新たなチャレンジが紹介されました。
また、コミュニティ活動として、社外向けの勉強会やイベントへの参加・主催についても報告がありました。これらの活動を通じて、業界内での知見共有やネットワーク拡大に積極的に取り組んでいます。
3.社内プロダクト
社内で開発・運用しているプロダクトの現状や、機能改善の進捗について報告がありました。
弊社内で開発・運用しているプロダクトとしてはAnnofabがあります。
4.アノテータ向け研究開発プロジェクトの総括
今回は趣向を変え、「アノテータから研究者への質問に答える」という形式で実施しました。事前にアノテータの皆さんからアンケートで寄せられた疑問や要望に対し、研究者が一つひとつ丁寧に回答しました。
現場で感じている課題や技術的な疑問に対して、研究開発側から説明することで、相互理解がより深まる有意義な時間となりました。
5.今後の方針・新しい取り組み
会社のビジョンや今後の戦略、そして新たな取り組みとして「ジャーニー」や「AIセントリック推進部(NOVA)」の紹介がありました。
ジャーニーは、今までやってきたジェダイに引き続いて「認知科学に基づいた来栖川電算独自の人材育成プログラム」を遂行・発展させるために発足した組織です。

「AIセントリック推進部(NOVA)」はAIを中心としたワークフローの確立を目指す新組織として発足しました。

今回特に目立ったのは、LLM(大規模言語モデル)の急速な発展を受けて、AIセントリックな取り組みを推進するチームが増えてきたことです。
AI技術の進化を積極的に取り入れ、業務効率化や新たな価値創出に挑戦する姿勢が、社内全体に広がっていることを実感しました。
今後もこうした社内報告会を通じて、全社的な情報共有と一体感の醸成、そして新しい挑戦へのモチベーション向上を図っていきます。
社員一人ひとりの取り組みが会社全体の成長につながるよう、引き続きオープンなコミュニケーションとチャレンジ精神を大切にしていきたいと思います。