「心理師面談の運用」シリーズです💊

前回はこちら→心理師面談の運用 その31 ASDについて③

今月の一言

引き続き感染症が猛威を振るっています。弊社でもインフルエンザなどに罹患された方がちらほらといらっしゃいました…。

外に出る際はマスクをする、自宅で過ごす時は湿度をしっかり保つなど、自身の体調管理のため気を引き締めたい時期です。

 

 

今月のコラム~ニューロダイバーシティ~

今回は、前回のコラムで取り上げたニューロダイバーシティについてもう少し詳しく見ていきます。

 

ニューロダイバーシティとは脳のイラスト(人体)

以前のおさらいになりますが、ニューロダイバーシティとは、「脳や神経、それに由来する様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し、それらの違いを社会の中で活かしていこう」という考え方です。

発達障害に関しては、神経基盤の違いがあることが様々な研究から示唆されており、障害ではなく個性の一つとして捉えようという考え方が出てきました。

労働人口の減少という社会的な情勢と相まって、発達障害の特性を持つ人を企業の戦力として活かしていこうという取り組みが盛んになっています。

 

日本企業における取組み事例パズルを組み合わせる人たちのイラスト

IT企業を中心に、独自の取組みをしている会社さんがあります。

(参考:https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/neurodiversity/neurodiversityreport2021.pdf)

どの会社も、障害の有無だけでなく、その方がどのような得意・苦手を持っているか特性や人となりを理解しながらサポート体制を敷いていることが伝わっています。

各自が発達障害に関する知識を持ち、スティグマ(偏見)なく接することが企業にとっても社会にとっても有用だと思います。

 

次回は「適応障害」について解説します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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