「心理師面談の運用」シリーズです💊
前回はこちら→心理師面談の運用 その29 ASDについて①
今月の一言
朝晩の気温差が大きい1か月でした。
今年のインフルエンザ予防接種は10月中旬から開始されています。
昨年に引き続き流行が予測されているとのことですので、各自で対策しましょう(※なお、弊社では福利厚生の一つとして、インフルエンザ予防接種費用を会社で補助しています)。
今月のコラム~ASDについて②~
引き続き、自閉スペクトラム症(ASD)について取り上げます。
ASDの特徴
大きく2つの特徴に集約されます。発達早期から存在し、生活に支障をきたしている場合に診断されます。
最近は大人になってから診断が出る方も多いですが、早ければ幼児期に認められることもあります。
心理検査は補助的な情報
1点注意喚起としては、「心理検査をしたら診断がつくかどうか分かる」という情報は間違いです。インターネットで発達障害について調べたことがある人は一度は目にしたことがある情報ではないでしょうか。
発達障害が疑われるケースでは、ウェクスラー式知能検査(WAIS)が高頻度で用いられます。その人の得意・不得意を見つけ、どのような支援が有効か検討するために行なわれます。
この4つの指標得点間で凸凹がある=発達障害 ではありません。(よくこういった書かれ方をしています)
診断は幼少期からのエピソードを含めた問診、養育者からの情報、必要であれば他の心理検査の結果も踏まえて、医師が総合的に判断します。
今回はここまでです。次回は「ASDの支援、二次障害」について解説します。
最後までお読みいただきありがとうございました。