「心理師面談の運用」シリーズです💊

前回 心理師面談の運用 その12 高血圧について

今月の一言 

4月から暖かい日が増え、5月の日中は暑いと感じる日も出てきました。朝晩はまだ寒さが残るので、寒暖差で体調を崩さぬよう各自可能な範囲で気を付けましょう。

また、このブログの著者(弊社所属の心理師)は今年度より週5日の勤務となりました。従業員のメンタルヘルス向上のため、さらに尽力していきたいと思います。

 

今月のコラム~「高尿酸血症・痛風」~

今月も生活習慣に関わる身近な病気について簡単に解説します。

どんな病気?

高尿酸血症という名前よりも痛風のほうが知られているかもしれません。痛風の背景にあるのが高尿酸血症という病気です。

尿酸とは、体内の細胞や食品に含まれるプリン体が壊され、肝臓で分解されて生成される老廃物のことです。

画像出典:https://kininaru-nyousanchi.jp/kounyousan/index.html

生活習慣の乱れなどによって、尿酸がたくさん作られてしまったり、体の外への排泄がうまくいかなかったりする状態が続き、尿酸値が7.0mg/dLを超えると「高尿酸血症」と診断されます。「尿酸」の項目は健康診断の項目にも含まれていることがあるので、チェックしておきましょう。

 

どんな人に多い?

女性ホルモンには尿酸の排出を促す作用があるので、男性の罹患者が明らかに多くなっています。また、その患者数は年々増加していて、30歳代にピークがあります。

尿酸値の高い状態が続いた場合、一部の人は痛風を発症することがあります。

 

高尿酸血症にならないためには?

尿酸値は食事や運動など生活習慣を修正することによって改善が期待されます

具体的には・・・

  • ・カロリーを抑えた食事にする。
  • ・プリン体の多い食べ物(レバーなどの内臓類・カツオ・アジやイワシの干物など)を 摂りすぎないよう注意する。
  • ・アルコールはほどほどに。
  • ・1日2リットルを目安に、水やお茶などで水分補給をする。
  • ・軽度~中程度の有酸素運動(散歩、ジョギング、踏み台昇降など)を習慣化する。

     

    まとめ

    生活習慣が影響する病気はだれでも罹る可能性はありますし、高尿酸血症は働き盛りの方たちにもよく見られるものなので、無理のない範囲で、少しずつよりよい生活習慣に変えていきましょう。

     

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