「心理師面談の運用」シリーズです💊
前回はこちら→心理師面談の運用 その37 認知行動療法
今月の一言
名古屋は毎日暑い日が続くと思ったら雨の日が続いたりと、過ごしづらい季節です。
室内との気温差などで体調不良が出やすい時期でもあります。病院に行くほどではないけどなんとなく調子が出ないと感じたときは、水分や塩分が不足している場合もあるので、特に夏場は意識して摂るようにしましょう。
今月のコラム~総集編~
個人的なことで恐縮ですが、心理士コラムの担当者は来月から産休育休に入るためこのシリーズはしばらくお休みとなります。
心理士面談の運用シリーズも38回目でさまざまなテーマを取り上げてきました。(いったん)総集編として、「とくに気を付けてほしいと思っていること」をまとめます。
何よりもまず睡眠!
睡眠が崩れてしまうと、その影響がメンタルや体調に及んでしまうことがしばしばあります。
先にメンタルの症状が症状が出て睡眠の問題を併発することもありますし、睡眠の問題が最初に出現しそのままにしておくと別の症状を伴う場合もあります。
厚生労働省が「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」という指針を公表していますが、この中から重要なポイントを抜粋しました。
(厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」を参考に作成)
自分の傾向を知りセルフケアをしよう
「ストレスを感じた時どこに出やすいか」は、個人内で一貫している場合が多いです。
たとえば、ある人は心理的には普段と変わらないと思っていても、吐き気が生じたり食欲低下が起こったりします。またある人は、寝つきが悪くなりいつも通りに寝られなくなることもあります。
そのため、自分はストレスを感じたとき、どこに出やすいか・感じやすいかをまずは認識することが大事です。
ストレスに感じることがあった時、普段より調子が出ないのは自然なことです。
そのような時は、自分にとっては何が気分転換になるか(=セルフケア)も見つけておけると安心です。好きなだけ寝る・休むのがよい人もいますし、ライブに行ったり友人と出かけたり好きな活動を入れることで心身が回復したと感じる人もいます。
ただし、上に示したような症状が複数あり、一定期間(目安として2週間)以上続く場合は病院への受診を検討することが望ましいでしょう。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。また次の機会にお会いしましょう!