今回は、Discord / Slackを主としたリモートコミュニケーションの「今取り組んでいる改善」についてお伝え致します。
出てきた問題点は何か
人が部屋に固定されがち
来栖川電算では、各プロジェクトでDiscordのボイスチャンネルを作り、関係者が集まって話をするのが通例となっていました。
コミュニケーションを促進するために、各チャンネル名には「(誰でもOK)」のプレフィックスを付けていましたが、それでも
- ● 「ちょっとチャンネルに入りづらいな」
- ● 「話しかけに行きたいけど、プロジェクトの部屋だしな…」
という声が少しずつ聞かれるようになりました。
こういった、コミュニケーションを阻害しかねない要因を改善するべく、来栖川電算のインフラチームが動き出しました。
何を目指して改善するか
「物理出社に似た状況を作る」
物理的に出社する人が多い状況では、そもそも プロジェクトごとに人が集まっていたわけではありませんでした。
従業員全体がオープンな状況で仕事をしていたのです。
例えば、
- 「あれーこれ分かんないな…何だっけか」
- (10分調べて)「やっぱ分かんないなこれ。誰か知ってたっけ。あぁBさん知ってるか」
- (Bさんのところへ歩いていって) 「Bさんごめん、今いい?ちょっと聞きたいことが」
というようなコミュニケーションが発生していました。これに近い状況をリモートコミュニケーションでも作れないかと、改善を始めました。
何をしたか
プロジェクトごとの部屋を廃止→「テーブル」にした
まず、Discordのボイスチャンネルにプロジェクトの名前をつけるのを廃止しました。
ボイスチャンネルの名前はすべて「テーブル」で統一されました。
これにより、「そもそもどこに誰がいても良い」ということを認知せしめることを狙っています。

順番がおかしくなっているのはご愛嬌
チャンネルの総数を減らした
今までは、概ね プロジェクトの数だけボイスチャンネルがありました。
これの数を減らし、なるべく少ないチャンネルに人が集まりやすくする状況を作りました。
心理学の用語に「単純接触効果」というものがあります。これは、人や物に接触する回数が増えるほど好感度や印象が高くなるというものです。
チャンネルの数を減らし、人と人が接する機会を増やすことで、この単純接触効果の増大も狙っています。
いかがでしたでしょうか。
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