今日は、半期に一度行われる「認識系技術報告会」について紹介します。
どんな会なの?
半期ごとに、その間に実施された認識系プロジェクトで得られた技術や知見を共有する会です。
弊社内の「認識系プロジェクト」とは、大まかには「機械学習系の技術を用いた研究開発案件」を指します。
認識系技術報告会では、プロジェクトの背景・概要よりも、技術的な話や共有したい知見をメインに話します。社内にどんな認識系の技術や知見があるかが分かり、困ったときに誰に聞けばよいかが分かるようにすることが目的です。
何が発表されるの?
2021年4月14日に行なわれた報告会を例に、発表のアウトラインを記します。
1. 社外プロジェクト
お客様が社外にいる研究開発案件について話がありました。
案件の詳細は記載できませんが、実施したこと・実現したことの概要を以下に記載します。
- ● 画像からの物体検出 & 追跡
- ● 画像とセンサを複合したデータからの物体検出
- ● 複数画像からの物体検出
- ● 経路探索
報告会では、以下の観点に基づいた話が共有されていました。
- ● 使用したアルゴリズム、結果
- - 検出精度が前の期と比べどれくらい良くなった・悪くなった など
- ● チューニングのノウハウ
- ● アノテーションルール作成の工夫点・苦労した点など
2. 機械学習の支援ツール
弊社が開発している AnnoFab を初めとした、機械学習の支援ツールについて話がありました。
主に以下の観点で話が共有されていました。
- ● 半期の機能改善
- ● ツール開発陣からのお知らせなど、
3. 今後の認識案件の方針
弊社役員の山口から、今後の方針について話がありました。
驚愕の発表はあった?
今回の認識系技術報告会で 印象に残った報告を記載します。
NVIDIA DGX A100 を契約しました
「今後の認識案件の方針」内で、NVIDIA A100 Tensor コア GPUを搭載したAWSインスタンス p4d.24xlarge を契約したことが発表されました。
( A100を搭載したAWSインスタンスのプレスリリースはこちら )
おおよそ3000万円の費用で、ものすごく強い計算能力を持ったインスタンスを使えるようになりました。
いかがでしたでしょうか。
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