今回は、社内の技術者が提供してくれた 便利ネタを共有します。
VSCode は使いやすいエディタですが、無駄な領域が多くてエディタの領域が狭いと感じます。
今回は VSCode をカスタマイズして、エディタの領域をより広く確保してみましょう。
以下の画像を見比べてみてください。
上がデフォルトの状態です。下は今回の記事を適用した状態です。(記事と関係ない拡張機能が入っていますが)
ウィンドウサイズはどちらも同じです。
UI がスッキリして、エディタに表示されているコード量が増えていることがわかりますか?
では、カスタマイズのポイントをひとつずつ紹介していきます。
アクティビティバーを消し去る
画面左のアイコンが縦に並んだ領域をアクティビティバーと呼びます。
このアクティビティバー、横幅取り過ぎですよね。
Activitus Bar を使うと、邪魔なアクティビティバーを消し去ってくれます。
アクティビティバーにあったアイコンは、ステータスバーの左端に移動されるので、
エクスプローラーなどへのアクセスも問題ありません。
ブレークポイントの領域を消し去る
行番号が表示される領域の左側に、ブレークポイントの表示などに使用される領域(グリフマージン)があります。
デバッグ実行しない方にとっては、無駄な領域でしかありません。
これを消すには、VSCode の設定ファイル(settings.json)に次の行を追加します。
"editor.glyphMargin"
:
false
,
メニューバーを消し去る
ウィンドウ上部のメニューバーはコードを書いているときにアクセスすることはありません。
これも無駄な領域です。
これを消すには、VSCode の設定ファイル(settings.json)に次の行を追加します。
"window.menuBarVisibility"
:
"toggle"
,
メニューバーにアクセスしたいときは、Alt キーで表示できます。
ミニマップを消し去る
エディタ右上に表示されるミニマップ、何のためにあるのでしょうか。
どの行にエラーがあるかなどは、スクロールバーを見ればわかります。
ミニマップは不要です。
これを消すには、VSCode の設定ファイル(settings.json)に次の行を追加します。
"editor.minimap.enabled"
:
false
,
大きすぎる UI パーツを小さくする
VSCode のボタンやタブ、大きすぎますよね。
UI パーツを小さくして、エディタの領域を広くしましょう。
UI パーツの大きさを変更するには、VSCode の設定ファイル(settings.json)に次の行を追加します。
UI パーツを小さくするとエディタ内の文字まで小さくなってしまうので、同時にエディタのフォントサイズを大きめに変更します。
"window.zoomLevel" : - 0.75 , "editor.fontSize" : 24 , "terminal.integrated.fontSize" : 24 , "debug.console.fontSize" : 24 , |
※文字が小さくなりすぎた場合でも次の設定をしておくと、「Ctrl + マウスホイール」で気軽に調整できます。
"editor.mouseWheelZoom"
:
true
,
文字の間隔を小さくする
文字の上下左右の間隔、もう少し狭くても読めますよね。
無駄な空白を消し去って、より多くのコードがエディタに表示できるようにしましょう。
文字の上下左右の間隔を変更するには、VSCode の設定ファイル(settings.json)に次の行を追加します。
"editor.letterSpacing"
: -
0.3
,
"editor.lineHeight"
:
27
,
editor.lineHeight は editor.fontSize とあわせて、バランスしてください。
エクスプローラーから「OPEN EDITORS」を消し去る
エクスプローラーの「OPEN EDITORS(開いているエディター)」、邪魔じゃないですか?
どのファイルを開いているかはタブなどでわかります。
エクスプローラーのフィルタから非表示にしてもよいですが、この際なのでフィルタからも消し去ってしまいましょう。
OPEN EDITORS を消し去るには、VSCode の設定ファイル(settings.json)に次の行を追加します。
"explorer.openEditors.visible"
:
0
,
いかがでしたか?
VSCode はデフォルトでも使いやすい優れたエディタですが、
カスタマイズすることでより使いやすくすることができます。