エスカレーター見守り君

エスカレーター見守り君 — LiDARによる歩行・片側空け検知システム

鉄道駅や大型施設のエスカレーターで、歩行・片側空け・待機列の発生を検知するシステムです。安全利用の呼びかけや利用状況の可視化に活用できます。名古屋市営地下鉄・福岡市地下鉄で本格導入されています。

有限会社 来栖川電算が開発したエスカレーター見守り君は、LiDAR(ライダー)センサと解析技術を用いて、エスカレーター上での歩行移動・片側空け(片側偏重)・待機列の発生をリアルタイムで検知します。LiDARは距離を直接計測するため、混雑時でも人の位置や動きを安定して把握できます。必要に応じて、音声案内による注意喚起にも対応します。

2023年に名古屋市営地下鉄 伏見駅で実施した実証では、踏段上移動率(エスカレーター上で歩く人の割合)が 15.6% から 7.9% に低下しました。


向いている施設・用途

鉄道駅のエスカレーター
歩行や片側空けを抑制し、安全利用を促したい現場に向いています。名古屋市営地下鉄と福岡市地下鉄で本格導入されています。
大型施設のエスカレーター
来場者の安全性を高めたい施設や、混雑時の利用マナーを改善したい大型施設に向いています。
エスカレーター利用実態の可視化・効果測定
歩行、片側空け、待機列の発生状況を継続的に把握し、運用改善や安全施策の効果測定につなげたい用途に向いています。

できること

  • 歩行や片側空け、待機列を自動で検知する:エスカレーターでの歩行移動や片側空けに加え、待機列の発生もリアルタイムで把握できます。
  • 注意喚起につなげる:検知結果をもとに、音声案内などによる安全利用の呼びかけに活用できます。
  • 利用状況を統計化する:利用者数、踏段上の移動者数、片側空けの発生状況などを継続的に可視化できます。
  • 個人を特定しにくい形で状況を把握する:LiDARは点群データで捉えるため、映像を使わずに人の動きを解析できます。

導入実績

区分 導入先 稼働開始
本格導入 福岡市地下鉄 博多駅 2025年11月4日
本格導入 福岡市地下鉄 天神駅 2025年11月4日
本格導入 名古屋市営地下鉄 名古屋駅 2025年12月1日
本格導入 名古屋市営地下鉄 金山駅・伏見駅 2026年3月1日
  • 実証:2023年に名古屋市営地下鉄 伏見駅、2024年に福岡市地下鉄 博多駅で実施。

実証で確認した効果

以下は、2023年に名古屋市営地下鉄 伏見駅で実施した実証の結果です。歩行や片側偏重の抑制効果が確認された一方、待機列発生時間は大きく変化しませんでした。

指標 導入前 導入後 変化
踏段上移動率(エスカレーター上で歩く人の割合) 15.6% 7.9% 49.7% 減
1人あたり片側偏重発生時間(片側空けの発生時間) 0.946秒/人 0.871秒/人 8.0% 減
1人あたり待機列発生時間 0.738秒/人 0.747秒/人 1.2% 増

よくある質問

Q. カメラによる解析と何が違うのですか?
A. LiDARは距離を直接計測するため、カメラに比べて位置推定の誤差を抑えやすく、混雑時でも利用状況を把握できます。また、映像を使わずに解析できるため、個人情報の保護にも配慮しやすくなります。
Q. 設置環境に合わせたカスタマイズは可能ですか?
A. はい。現場の天井の高さや対象範囲に合わせて、センサの傾きや配置を含めた構成をご提案します。

料金・提供形態

料金や提供形態は、利用期間・センサ台数・設置条件・追加機能の有無などによって異なります。基本的な料金は SensoriZの導入方法と料金 をご確認ください。


導入のご相談

エスカレーター見守り君について、導入検討から個別見積もりまでは、エスカレーター見守り君の導入相談 からご連絡ください。現場の課題や設置条件を伺い、構成や運用方法をご提案します。


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