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お客さんがソフトウェアを作る時代はそう遠くない。

18日は、うちの会社のお客さん(製造機械メーカー)と一緒に組込みシステム開発技術展を見てきました。ついでに、併設されていた次の展示会も見てきました。

  • ソフトウェア開発環境展
  • データウェアハウス & CRM EXPO
  • データストレージEXPO
  • 情報セキュリティEXPO
  • RFIDソリューションEXPO
  • ダイレクト マーケティングEXPO
  • Web2.0マーケティング フェア

これらの中で、うちの会社の業務に関連するもので興味深かったものをピックアップして報告します。

組込みシステム開発技術展

印象に残ったのは、組込みの開発環境はEclipseではないものが多かったです。伝統的に、制御盤屋さんごとに個別の開発環境が提供されてきているからだと思います。いろいろなことが考慮されていなくて相当使いにくそうな感じでした。現状では、この業界にEclipseベースの開発環境を持ち込むだけでアドバンテージがありそうな予感がします。

他には、WindowsCE向けのモバイルデータベースがちらほらありました。数十KB程度のメモリで動作し数MBのデータを扱うらしいです。携帯電話などオフィス向けソフトウェアとの連携が見込まれているだけに今後重要性は増しそうです。いくつかのキャリアにはすでに導入されているみたいです。データベースとしての機能が十分な訳な製品はないので参入しやすいかと思いきや、年々モバイル機器は高性能化しているのでPC用データベースにやられそうな予感です。

ソフトウェア開発環境展

印象に残ったのは、コードジェネレーター製品です。ほとんどの製品は、ワークフローを専用言語で記述し、それにデータベースや画面や帳票を対応付けるという手法(うちの会社と同じ手法)を採用しています。中でも、完成度が高かったのが、キヤノンのWeb PerformerとWeb-CADDY/Jです。NECも類似製品を数年前から自社開発して使っていますが、かなりの工数を削減できているようです。

数年前まではあまり使い物にならなさそうな感じでしたが、そろそろ使えそうな製品があるかもしれません。工数を削減するには、このようなコードジェネレーターを適用するのが有効ですが、現状ではあまり普及していません。ユーザインターフェイスや性能に問題があったり、特殊な事情に対応しにくかったり、何かがあるのかもしれません。その何かを解決できればビジネスとしてやっていけそうです。

このような手法がいつ普及するのか分かりませんが、ソフトウェア技術者なら危機感を持つべきです。企業の情報担当者が自分で簡単なソフトウェアを作れてしまうからです。現状でも、情報担当者がExcelやAccessのVBAなどを使って簡単なソフトウェアを作っている事例はいくつもあります。

では、ソフトウェア技術者はどうあるべきでしょうか?情報担当者のリテラシーがいくらあがるといっても、次に関するソフトウェア技術を習得できるわけではありません。こういったソフトウェア技術を習得し、情報担当者ではできないことをできるようにすべきです。

  • 大規模ソフトウェア開発技術
  • 高性能ソフトウェア開発技術

もう1つの道は、上記のような製品を提供する立場になることです。これには非常に大きな資金が必要なのと、大きな困難が待ち受けていますが、それに比例する利益がえられるでしょう。

どちらにせよ、ソフトウェア技術者は岐路に立たされています。技術を磨くか、技術が詰まった製品を提供するか、どちらか決めなければいけません。

根拠はありませんが、10年程度で「お客さんがソフトウェアを作る時代」がくると考えています。

© 2003 Kurusugawa Computer Inc.